鉄片検出生地送り装置
編物や織物など広幅繊維製品に混入した折れ針など鉄製異物を検出する装置を開発しました。
検出時には生地送りを停止し、ブザー音とランプでお知らせします。
カラー液晶タッチパネルを搭載しており、快適な操作性です。
基本情報
仕様
- 探知方式:磁気誘導方式
- 探知能力:φ0.3×L2mmで探知面上最高5mm
- 探知幅 :500mm
- 警報方式:ランプ、強力ブザー
- 使用電源:AC100V 50/60Hz
※探知幅は変更して製作可
参考画像
全体像
写真右側の箱に入った生地を装置上部の生地送りローラで送り出し鉄片を検出します。
検出を終えた生地は写真左側の箱に畳まれながら格納されていきます。
鉄片検知器
検知器内部に搭載された永久磁石の磁界中を鉄片などの磁性体が移動する際に探知コイルに発生する微弱な起電力を増幅し、それにより警報回路が作動します。
磁性体の最適な移動スピードは30~50m/分です。
生地折り畳み装置
検知を終えた生地を箱内に綺麗に格納するために、生地折り畳み装置を搭載しています。
折り畳むスピードは生地送り速度に連動し、畳み幅等の各種設定はタッチパネルでおこないます。
制御ボックス
運転ボタン、停止ボタン、生地送りの速度設定は制御ボックスでおこないます。
生地送りローラのみを駆動させる為の足踏みスイッチ等も設置可能です。
パトランプ
赤と緑のランプで稼働状況をお知らせします。
(緑点灯:運転中、赤点滅:鉄片検出、等)